“あおくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青草60.0%
蒼臭20.0%
青臭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といって、おかあさんにおそわったとおり、二ひきうまあいだ青草あおくさげてやりますと、あんじょう、一ぴきががつがつしてくさべるあいだ、もう一ぴきしずかにすわったままながめていました。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
が、風がまたどこからか吹いて来て、湿っぽい、蒼臭あおくさい、汗蒸いきれたにおいが、薬の香に交って、むらむらとそこらへ泳ぎ出す。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども田口ほどの老巧のものに、何で学校を出たばかりの青臭あおくさい自分が、それほど苦になるのか、敬太郎は全く合点がてんが行かなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)