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際
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はて
ふりがな文庫
“
際
(
はて
)” の例文
居ても立つても居られない……世界の
際
(
はて
)
へ來たやうな、名状すべからざる不快の氣分が彼の全官能を襲つた。
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
追放
(
つゐはう
)
と
聞
(
き
)
くからは、
父母
(
ちゝはゝ
)
もチッバルトもロミオもヂュリエットも
皆々
(
みんな/\
)
殺
(
ころ
)
されてしまうたのぢゃ。「ロミオは
追放
(
つゐはう
)
!」
其
(
その
)
一言
(
ひとこと
)
が
人
(
ひと
)
を
殺
(
ころ
)
す
力
(
ちから
)
には
際
(
はて
)
も
量
(
はかり
)
も
限
(
きり
)
も
界
(
さかひ
)
も
無
(
な
)
いわいの。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
汽車は
淋
(
さび
)
しい海岸の、けわしい
崕
(
がけ
)
や砂浜の上を、単調な機械の音を響かせて、
際
(
はて
)
しもなく走っている。沼の様な海上の、靄の奥深く、
黒血
(
くろち
)
の色の夕焼が、ボンヤリと感じられた。
押絵と旅する男
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
際
(
はて
)
しもなく咽び入つてゐるかのやうに思はれた。
小川の流れ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
際
(
はて
)
なき水に流されて
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
▼ もっと見る
そして又、八幡の藪知らずの、
際
(
はて
)
しもない鬼ごっこが始まるのだ。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
際
常用漢字
小5
部首:⾩
14画
“際”を含む語句
交際
水際
際涯
際限
実際
額際
水際立
間際
際立
生際
空際
出際
人交際
手際
壁際
死際
分際
瀬戸際
山際
溝際
...