長生ながい)” の例文
「ほんとうにかみながくおなりだこと。せめてもう二、三ねん長生ながいきをして、あなたのすっかり大人おとなになったところをたかった。」
鉢かつぎ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこであるとき、巫女みこんで、どうしたら自分じぶん長生ながいきができるだろうかとわれたのであります。巫女みこ秘術ひじゅつをつくしててんかみさまにうかがいをたてました。
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぎに日本につぽんにある長生ながいきをしてゐる大木たいぼく有名ゆうめいなものをすこげてませう。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
八幡太郎はちまんたろうは七十ちかくまで長生ながいきをして、六、七だい天子てんしさまにおつかもうげました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「このすいかをべたひと長生ながいきします。今晩こんばん、このすいかを夜店よみせってると、きっとがよくれますよ。」と、薬売くすりうりはいいました。そして、わか薬売くすりうりは、あちらにいってしまいました。
初夏の不思議 (新字新仮名) / 小川未明(著)