達夫たつお)” の例文
達夫たつおじゃない?」と、おかあさんは、こえをかけました。しかし、ちがっていたとみえて、その少年しょうねんは、だまっていってしまいました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
なかには、大人おとなにまじって、達夫たつおぐらいの少年しょうねんもありました。片手かたて弁当箱べんとうばこ書物しょもつかかえ、片手かたてにこうもりをにぎっていました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
達夫たつおくんだ!」と、口々くちぐちにいって、いちばんすみやおしろいのたくさんついているのは、達夫たつおくんにきまったのでした。
つじうら売りのおばあさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼく、カルタにはけるけど、すもうをればいちばんつよいんだがなあ。」と、あるきながら達夫たつおくんはりきみました。
つじうら売りのおばあさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「さあ、たいへんだ。達夫たつおさん、できて?」と、義雄よしおくんのおねえさんがうつくしいかおわらいながらおっしゃいました。
つじうら売りのおばあさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
汽笛きてきって、工場こうじょうもんをでるころには、西にしやまはいるのでありました。ふと、達夫たつおあるきながら
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)