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転倒
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てんとう
ふりがな文庫
“
転倒
(
てんとう
)” の例文
旧字:
轉倒
壮平は気が
転倒
(
てんとう
)
してしまって、一語も発することができないで居る。銅鑼は船内を一
巡
(
じゅん
)
して、また元の船首で鳴っていた。出発はもう直ぐだ。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
たぶん親方が帰って来るという考えに気が
転倒
(
てんとう
)
していると考えたらしく、かの女はそのうえしいては問わなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
何しろ帰ったその晩の出来事でげすから、両親を初め見世の者ア気が
転倒
(
てんとう
)
してえたんでござんしょう。
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そのかいもなく、
戦死
(
せんし
)
の
報知
(
ほうち
)
があったときには、
私
(
わたし
)
は、まったく
気
(
き
)
が
転倒
(
てんとう
)
してしまった。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
糟谷
(
かすや
)
も
殺
(
ころ
)
すの一
言
(
ごん
)
を耳にして思わず手をゆるめる。
芳輔
(
よしすけ
)
は殺せ殺せとさけんで
転倒
(
てんとう
)
しながらも、
真
(
しん
)
に殺さんと
覚悟
(
かくご
)
した母の
血相
(
けっそう
)
を見ては、たちまち色を
変
(
か
)
えて
逃
(
に
)
げだしてしまった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
あしたは
祭礼
(
さいれい
)
の日というので朝から家じゅう
総
(
そう
)
がかりで内外の
取
(
と
)
りかたづけやらふるまいの用意にたてきってる
際
(
さい
)
に、
告
(
つ
)
げ
人
(
びと
)
を受けたのである。お政はほとんど
胸中
(
きょうちゅう
)
が
転倒
(
てんとう
)
している。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“転倒”の解説
転倒
転倒(てんとう、顚倒)とは、たおれることである。
(出典:Wikipedia)
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
倒
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“転”で始まる語句
転
転婆
転寝
転覆
転訛
転々
転輾
転生
転嫁
転手古舞