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踴
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をど
ふりがな文庫
“
踴
(
をど
)” の例文
さうして
自分
(
じぶん
)
の
命
(
いのち
)
を
吹
(
ふ
)
き
込
(
こ
)
んだ
肉
(
にく
)
の
塊
(
かたまり
)
が、
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に
踴
(
をど
)
る
時節
(
じせつ
)
を
指
(
ゆび
)
を
折
(
を
)
つて
樂
(
たの
)
しみに
待
(
ま
)
つた。
所
(
ところ
)
が
胎兒
(
たいじ
)
は、
夫婦
(
ふうふ
)
の
豫期
(
よき
)
に
反
(
はん
)
して、五ヶ
月
(
げつ
)
迄
(
まで
)
育
(
そだ
)
つて
突然
(
とつぜん
)
下
(
お
)
りて
仕舞
(
しま
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
むかし支那に
王栄老
(
わうゑいらう
)
といふ男がゐた。旅先から故郷へ帰らうとして、
大河
(
おほかは
)
の岸まで来ると、
甚
(
ひど
)
い風で浪は馬のやうに
踴
(
をど
)
つてゐて、なかなか渡し船などの沙汰ではない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
胸は
踴
(
をど
)
りて
八百潮
(
やほじほ
)
の
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
花
(
はな
)
若
(
わか
)
く
我
(
わが
)
胸
(
むね
)
踴
(
をど
)
る
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
流れて
踴
(
をど
)
る春の海
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
踴
漢検1級
部首:⾜
16画
“踴”を含む語句
踴躍
裸踴
踴躍歓喜
踴鹿野