“踴躍歓喜”の読み方と例文
読み方割合
ゆやくかんぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僧二 法悦ほうえつという事について話そうと考えています。仏の救いを信ずるものの感ずる喜びですな、経にいわゆる踴躍歓喜ゆやくかんぎの情ですな。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
病気の時は死を恐れ、煩悩ぼんのうには絶えず催され、時々はさびしくてたまらなくなる事もあります。踴躍歓喜ゆやくかんぎの情は、どうもおろそかになりがちでな。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
僧一 昔からの開山たちが、一生涯いっしょうがい貧しくしかも悠々ゆうゆうとして富めるがごとき風があったのは、昔心の中にこの踴躍歓喜ゆやくかんぎの情があったからであると思います。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)