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踉
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よろめ
ふりがな文庫
“
踉
(
よろめ
)” の例文
武士が相手に
背後
(
うしろ
)
を見せるとは天下の耻辱になる奴、
還
(
かえ
)
せ/\と、
雪駄穿
(
せったばき
)
にて跡を追い掛ければ、孝藏は最早かなわじと思いまして、
踉
(
よろめ
)
く足を踏みしめて
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
老爺は少し
踉
(
よろめ
)
いたが、ウムと踏張ツたので、學生は更に
彈
(
はね
)
ツ返されて、今度は横つ飛に、片足で、トン、トンとけし飛ぶ……そして壁に
打突
(
ぶツつか
)
ツて横さまに倒れた。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
宮は
婢
(
をんな
)
に
燈
(
ともし
)
を
把
(
と
)
らせ、自らは貫一の手を牽かんとせしに、彼は
踉
(
よろめ
)
きつつ肩に
縋
(
すが
)
りて
遂
(
つひ
)
に放さざりければ、宮はその身一つさへ
危
(
あやふ
)
きに、やうやう
扶
(
たす
)
けて書斎に
入
(
い
)
りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と
遁出
(
にげだ
)
すのを、もう是までと覚悟を決めて引戻す長二の手元へ、お柳は
咬付
(
かみつ
)
き、刄物を
奪
(
と
)
ろうと
揉合
(
もみあ
)
う中へ、
踉
(
よろめ
)
きながら幸兵衞が割って入るを、お柳が気遣い
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
宮は
猶脱
(
なほのが
)
るるほどに、帯は
忽
(
たちま
)
ち
颯
(
さ
)
と
釈
(
と
)
けて
脚
(
あし
)
に
絡
(
まと
)
ふを、右に左に
踢払
(
けはら
)
ひつつ、
跌
(
つまづ
)
きては進み、行きては
踉
(
よろめ
)
き、彼もはや力は
竭
(
つ
)
きたりと見えながら、
如何
(
いか
)
に
為
(
せ
)
ん、
其処
(
そこ
)
に伏して
復
(
また
)
起きざる時
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
踉
漢検1級
部首:⾜
14画
“踉”を含む語句
蹌踉
踉蹌
踉々
蹌々踉々
蹌踉々々
蹌踉蹌踉
踉々蹌々
踉蹌中
踉蹡
蹌踉状