うつ)” の例文
新字:
立通たてとほ指替さしかへの大小并びに具足迄省愼置たしなみおかるゝ程の氣質きしつにては勿々なか/\此金子を受取ざるも道理もつともなりしかしながら某しも一人のむすめうつて昔しの恩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
原田は白眼付にらめつけこゝ横着わうちやくものめ定めし汝は脇差ばかりではあるまじ外々の品もぬすみ取てうつたであらうと問詰ければほかに二本の脇差はさわぎのうちゆゑ火中へ入て御座りしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うつてなりとも持參金ぢさんきんかへ離縁りえんいたすべしとおつね長兵衞ちやうべゑに云しことばあれつひ離縁りえんの事を申こみたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)