“賣値(うりね)” の例文
金解禁(きんかいきん)が我國(わがくに)の輸出貿易(ゆしゆつぼうえき)にどんな影響(えいきやう)を與(あた)へるかと云(い)ふと爲替相場(かはせさうば)が下落(げらく)する道程(だうてい)に於(おい)ては日本品(にほんひん)の賣値(うりね)は同(どう)一であつてもこれを
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それで日本(にほん)に於(お)ける賣値(うりね)は安(やす)くなる道理(だうり)であるが併(しか)し事實(じじつ)は爲替相場(かはせさうば)の騰貴(とうき)する丈(だけ)は輸出品(ゆしゆつひん)の賣値(うりね)が低落(ていらく)するものではないのである。昨年(さくねん)七月(ぐわつ)金解禁準備(きんかいきんじゆんび)に着手以來(ちやくしゆいらい)の生糸貿易(きいとぼうえき)の實況(じつきやう)を見(み)ると
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
又(また)反對(はんたい)に爲替相場(かはせさうば)が騰貴(とうき)の道程(だうてい)にある場合(ばあひ)には日本品(にほんひん)の賣値(うりね)を下(さ)げずに同(どう)一としておくには輸入國(ゆにふこく)の貨幣買値(くわへいかひね)を段々(だん/\)引上(ひきあ)げて高(たか)く買(か)はすことになるのであるから商賣(しやうばい)がし惡(にく)くなることは事實(じじつ)である。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)