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諸家
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しょけ
ふりがな文庫
“
諸家
(
しょけ
)” の例文
それに、出稽古さきの
諸家
(
しょけ
)
——松平
和泉守
(
いずみのかみ
)
、戸田内膳、堀田
信濃守
(
しなののかみ
)
、松平
備後守
(
びんごのかみ
)
、板倉伊賀守らから、その係りの人が出席した。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
諸家
(
しょけ
)
へ奉公致して居りました故、なか/\多芸な娘でございますが、阿部の悪心から
終
(
つい
)
に島流しになるような不運な身になったのでございます。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
諸家
(
しょけ
)
から招きが多いようですから、むりもございますまい。
長座
(
ちょうざ
)
いたしましたが、てまえも程なくいとまいたします」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「医書、儒書会読講釈」の看板を掛け、この方の弟子だけでも
凡
(
およ
)
そ二百人。
諸家
(
しょけ
)
の出入やら究理機械の発明、薬草の採集に
火浣布
(
かかんぷ
)
の製造、と寸暇もない。
平賀源内捕物帳:萩寺の女
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
次いで登城して
諸家
(
しょけ
)
の留守居に会う。従者は自ら
豢
(
やしな
)
っている若党
草履取
(
ぞうりとり
)
の外に、
主家
(
しゅうけ
)
から附けられるのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
ある日の午後、尼提はいつものように
諸家
(
しょけ
)
の糞尿を大きい
瓦器
(
がき
)
の中に集め、そのまた瓦器を背に負ったまま、いろいろの店の
軒
(
のき
)
を並べた、狭苦しい路を歩いていた。
尼提
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一、
諸家
(
しょけ
)
より香料を送らるるあらば、海陸両軍費に寄附すべし。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
役者はおもいおもいの意匠を
凝
(
こら
)
したびらを寄せた。縁故のある華族の
諸家
(
しょけ
)
は皆金品を
遺
(
おく
)
って、中には老女を
遣
(
つかわ
)
したものもあった。勝久が三十一歳の時の事である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
広前
(
ひろまえ
)
にはりめぐらした
鯨幕
(
くじらまく
)
、また
別
(
わか
)
れわかれに
陣
(
じん
)
どった
諸家
(
しょけ
)
の
定紋幕
(
じょうもんまく
)
が
波
(
なみ
)
のようにハタハタと風をうつ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
当年、軍学兵法の
講論
(
こうろん
)
、
大試合
(
だいしあい
)
に
参加
(
さんか
)
する
諸家
(
しょけ
)
は、まずご
当家
(
とうけ
)
を
筆頭
(
ひっとう
)
に、
小田原
(
おだわら
)
の
北条
(
ほうじょう
)
、
加賀
(
かが
)
の
前田
(
まえだ
)
、
出陣中
(
しゅつじんちゅう
)
の
豊臣家
(
とよとみけ
)
、
奥州
(
おうしゅう
)
の
伊達
(
だて
)
、そのほか三、四ヵ国のご
予定
(
よてい
)
とある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“諸家”で始まる語句
諸家様
諸家知譜拙記