ものい)” の例文
なすあへぎながらものいふが苦しげなれば此方こなたよりこゝはなどゝとはん時のほか話しかけるに及ばずと云へど左れど國自慢に苦しげながら又不問語とはずがたりするも可笑をかし野尻を過ぎ三戸野みとのにて檜笠ひのきがさ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
◯ヨブはまず「わが心生命いのちいとう、されば我れわがうれいを包まず言い表わし、わが魂のくるしきによりてものいわん」との発語を述べてち、痛刻なる語をもって神と争わんとするのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)