“訴(うつ)” の例文
御米(およね)はかう宗助(そうすけ)から勞(いた)はられた時(とき)、何(なん)だか自分(じぶん)の身體(からだ)の惡(わる)い事(こと)を訴(うつ)たへるに忍(しの)びない心持(こゝろもち)がした。實際(じつさい)又(また)夫程(それほど)苦(くる)しくもなかつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
呼(よび)出されしに女房が亂心(らんしん)なし奉行所へ召連訴(うつ)たへと成(なし)しを少(すこ)しも知らねば如何なる筋(すぢ)のお尋かと心に不審く引出されしが其時大岡殿庄兵衞を見られ其方は何時(なんどき)改名(かいめい)せしぞ其方の名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)