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見料
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けんりょう
ふりがな文庫
“
見料
(
けんりょう
)” の例文
ヒュ——ドロドロの科学実験はこれじゃこれじゃ……
見料
(
けんりょう
)
は大人が十銭、小供なら半額、
盲人
(
めくら
)
は
無料
(
ただ
)
……アッ……そんなに押してはいけない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
白「人相が名人というわけでもあるまいが、皆こうなっている因縁だから
見料
(
けんりょう
)
はいらねえから帰りな、ナニ
些
(
ちっ
)
とばかり置いて行くか、それも宜かろう」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
見料
(
けんりょう
)
を払ったじゃねえか」と私は答えた。私の右腕を
掴
(
つか
)
んでた男が、「こっちだ」と云いながら先へ立った。
淫売婦
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
このあいだ
紙入
(
かみいれ
)
を落したとき十二文の
見料
(
けんりょう
)
を出して訊くと、水に縁があり、木に縁があるところを
捜
(
さが
)
せというから、一生懸命ドブを引っ掻き廻していると
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お蓮はここへ来た時よりも、一層心細い気になりながら、高い
見料
(
けんりょう
)
を払った
後
(
のち
)
、
匇々
(
そうそう
)
家
(
うち
)
へ帰って来た。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
ところが先生の梅花堂流の
神易
(
しんえき
)
たるや、
見料
(
けんりょう
)
を取って他人に売るものでありますが、少しも自分の運命を救うものではありませんから、こんな時には途方にくれて
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
売卜者
(
うらないしゃ
)
になっても
見料
(
けんりょう
)
五十文は確かに取れる」と、豊吉はいつもの癖でそり返って笑った。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
見料
(
けんりょう
)
一回につき金三十円なり。ただしそれ以外の
祝儀
(
しゅうぎ
)
を出さるるも辞退せず。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これに応じて、若干の茶代と
見料
(
けんりょう
)
とを置いて一行はこの茶屋を立ち去ります。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「なあに、お前さんの刺青の
見料
(
けんりょう
)
さ。気にかけなくったっていいよ」
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
自分の噂をされているとも知らずに、お光は
見料
(
けんりょう
)
の
銭
(
ぜに
)
を置いて易者の店を出た。
半七捕物帳:47 金の蝋燭
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「ほれ、
見料
(
けんりょう
)
じゃねえ、商売の邪魔料だよ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“見料”の意味
《名詞》
見料(けんりょう)
芝居や物などを見る際に支払う料金。
手相や人相を見てもらう際に支払う料金。
(出典:Wiktionary)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当