“けんりょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
見料100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあいだ紙入かみいれを落したとき十二文の見料けんりょうを出して訊くと、水に縁があり、木に縁があるところをさがせというから、一生懸命ドブを引っ掻き廻していると
銭形平次捕物控:282 密室 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
お蓮はここへ来た時よりも、一層心細い気になりながら、高い見料けんりょうを払ったのち匇々そうそううちへ帰って来た。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ところが先生の梅花堂流の神易しんえきたるや、見料けんりょうを取って他人に売るものでありますが、少しも自分の運命を救うものではありませんから、こんな時には途方にくれて
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)