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被
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こうぶ
ふりがな文庫
“
被
(
こうぶ
)” の例文
金色の微光を
被
(
こうぶ
)
ること、
即
(
すなわ
)
ち太子の祈りの息吹にふれることのようにも思われ、御一族の悲願が、いよいよ私の心に刻印されてくるのであった。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
冤罪
(
えんざい
)
を
被
(
こうぶ
)
ッてはこれを弁解する必要が有る。だからこのまま下へ降りる事は出来ない。何故痩我慢なら大抵にしろと『忠告』したのが侮辱になる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
才幹あり気概ある人で、恭謙にして抑損し、
些
(
ちと
)
の学問さえあった。然るに酒を
被
(
こうぶ
)
るときは
剛愎
(
ごうふく
)
にして人を
凌
(
しの
)
いだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そうしてその痛みが、
宵
(
よい
)
に、酒を
被
(
こうぶ
)
った
勢
(
いきおい
)
で、多数を相手に
劇
(
はげ
)
しい
喧嘩
(
けんか
)
を
挑
(
いど
)
んだ末、さんざんに打ち
据
(
す
)
えられて、手も足も
利
(
き
)
かなくなった時のごとくに吾を
鈍
(
にぶ
)
く
叩
(
たた
)
きこなしていた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“被”を含む語句
被仰
頬被
引被
被衣
被布
上被
被居
法被
被入
被物
頭被
被来
被下
蔽被
面被
外被
押被
被遊
打被
被存候
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