衣通姫そとほりひめ)” の例文
衣通姫そとほりひめが舞を舞つて見せて呉れても私の放蕩は直らぬ事に極めて置いたを、何で乳くさい子供の顏見て發心が出來ませう、遊んで遊んで遊び拔いて、呑んで呑んで呑み盡して
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
御頼み申ますと云にぞお勇はいやもうまへさんの樣な御人柄と云ことに金の五六十兩御持參と有ば世間にほしがる所は降程ふるほど御座りますしかし定めて器量きりやうの御望み小野をの小町こまち衣通姫そとほりひめの樣な手いらずの娘を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
本朝にては衣通姫そとほりひめといふともよもこれほどにはあらじとおぼえて………
子が生れたら気が改まるかとも思ふてゐたのであらうなれど、たとへ小町と西施せいしと手を引いて来て、衣通姫そとほりひめが舞ひを舞つて見せてくれても私の放蕩のらは直らぬ事に極めて置いたを
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うまれたらあらたまるかともおもふてたのであらうなれど、たとへ小町こまち西施せいしいてて、衣通姫そとほりひめひをつてせてれてもわたし放蕩のらなほらぬことめていたを
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)