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蠶豆
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そらまめ
ふりがな文庫
“
蠶豆
(
そらまめ
)” の例文
新字:
蚕豆
さはいへ大麥の花が咲き、からしの花も
實
(
み
)
となる
晩春
(
ばんしゆん
)
の名殘惜しさは青くさい芥子の
萼
(
うてな
)
や新らしい
蠶豆
(
そらまめ
)
の香ひにいつしかとまたまぎれてゆく。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雜木林
(
ざふきばやし
)
の
其處
(
そこ
)
ら
此處
(
こゝ
)
らに
散在
(
さんざい
)
して
居
(
ゐ
)
る
開墾地
(
かいこんち
)
の
麥
(
むぎ
)
もすつと
首
(
くび
)
を
出
(
だ
)
して、
蠶豆
(
そらまめ
)
の
花
(
はな
)
も
可憐
(
かれん
)
な
黒
(
くろ
)
い
瞳
(
ひとみ
)
を
聚
(
あつ
)
めて
羞
(
はづ
)
かし
相
(
さう
)
に
葉
(
は
)
の
間
(
あいだ
)
からこつそりと四
方
(
はう
)
を
覗
(
のぞ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ちょっと見ると、普通の農家とはあまり違っていない。
蠶豆
(
そらまめ
)
、
莢豌豆
(
さやえんどう
)
の畑がまわりを取り巻いていて、夏は
茄子
(
なすび
)
や
胡瓜
(
きゅうり
)
がそこら一面にできる。
玉蜀黍
(
とうもろこし
)
の
広葉
(
ひろば
)
もガサガサと風になびく。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
蠶豆
(
そらまめ
)
と葱と菜つぱと
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
蠶豆
(
そらまめ
)
の畑
短歌集 日まはり
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
蠶
部首:⾍
26画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“蠶豆”で始まる語句
蠶豆賣