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藥賣
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くすりうり
ふりがな文庫
“
藥賣
(
くすりうり
)” の例文
新字:
薬売
餘
(
あんま
)
りですから、
主人
(
あるじ
)
が
引返
(
ひつかへ
)
さうとした
時
(
とき
)
です……
藥賣
(
くすりうり
)
の
坊主
(
ばうず
)
は、
柄
(
え
)
のない
提灯
(
ちやうちん
)
を
高々
(
たか/″\
)
と
擧
(
あ
)
げて、
椎
(
しひ
)
の
樹
(
き
)
の
梢越
(
こずゑご
)
しに、
大屋根
(
おほやね
)
でも
見
(
み
)
るらしく、
仰向
(
あをむ
)
いて
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
越中
(
ゑつちう
)
の
藥賣
(
くすりうり
)
が
袋
(
ふくろ
)
に
入
(
い
)
れて
置
(
お
)
いて
行
(
ゆ
)
く、
藥
(
くすり
)
ながら、
其
(
そ
)
の
優
(
やさ
)
しい
手
(
て
)
から
飮
(
の
)
ませるやうに
計
(
はか
)
らつたのである。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
主人
(
あるじ
)
は、
此
(
こ
)
の
方
(
はう
)
へ
氣
(
き
)
を
取
(
と
)
られました、が、
其
(
それ
)
つ
切
(
き
)
り、
藥賣
(
くすりうり
)
は
影
(
かげ
)
も
形
(
かたち
)
も
見
(
み
)
えません、あの……
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
藥
部首:⾋
18画
賣
部首:⾙
15画
“藥”で始まる語句
藥
藥鑵
藥研
藥罐
藥味
藥液
藥水
藥取
藥品
藥屋