藥賣くすりうり)” の例文
新字:薬売
あんまりですから、主人あるじ引返ひつかへさうとしたときです……藥賣くすりうり坊主ばうずは、のない提灯ちやうちん高々たか/″\げて、しひ梢越こずゑごしに、大屋根おほやねでもるらしく、仰向あをむいて
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
越中ゑつちう藥賣くすりうりふくろれていてく、くすりながら、やさしいからませるやうにはからつたのである。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
主人あるじは、はうられました、が、それり、藥賣くすりうりかげかたちえません、あの……
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)