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蒼々
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さう/\
ふりがな文庫
“
蒼々
(
さう/\
)” の例文
泣
(
な
)
いたのと
暴
(
あば
)
れたので
幾干
(
いくら
)
か
胸
(
むね
)
がすくと
共
(
とも
)
に、
次第
(
しだい
)
に
疲
(
つか
)
れて
來
(
き
)
たので、いつか
其處
(
そこ
)
に
臥
(
ね
)
てしまひ、
自分
(
じぶん
)
は
蒼々
(
さう/\
)
たる
大空
(
おほぞら
)
を
見上
(
みあ
)
げて
居
(
ゐ
)
ると、
川瀬
(
かはせ
)
の
音
(
おと
)
が
淙々
(
そう/\
)
として
聞
(
きこ
)
える。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
浴槽
(
ゆぶね
)
の一
端
(
たん
)
へ
後腦
(
こうなう
)
を
乘
(
のせ
)
て一
端
(
たん
)
へ
爪先
(
つまさき
)
を
掛
(
かけ
)
て、ふわりと
身
(
み
)
を
浮
(
うか
)
べて
眼
(
め
)
を
閉
(
つぶ
)
る。
時
(
とき
)
に
薄目
(
うすめ
)
を
開
(
あけ
)
て
天井際
(
てんじやうぎは
)
の
光線窓
(
あかりまど
)
を
見
(
み
)
る。
碧
(
みどり
)
に
煌
(
きら
)
めく
桐
(
きり
)
の
葉
(
は
)
の
半分
(
はんぶん
)
と、
蒼々
(
さう/\
)
無際限
(
むさいげん
)
の
大空
(
おほぞら
)
が
見
(
み
)
える。
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
々
3画
“蒼々”で始まる語句
蒼々漫々
蒼々茫々
蒼々松与桂