なえ)” の例文
山王さまの氏子が、このくらいの暑さになえたとあっちゃ、江戸ッ子の顔にかかわる、なんて元気な返事をしたそうです
あはせ、ござ、むしろとなりして、外濠そとぼりへだてたそらすさまじいほのほかげに、およぶあたりの人々ひと/″\は、おいわかきも、さんみだして、ころ/\とつて、そしてなえたやうにみなたふれてた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)