“花降”の読み方と例文
読み方割合
はなふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大抵たいてい五十年ごじふねんさだまつたいのち相場さうば黄金こがねもつくるはせるわけにはかず、花降はなふがくきこえて紫雲しうん來迎らいがうするあかつきには代人料だいにんれうにてこと調とゝのはずとはたれもかねてれたるはなし
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一度もうでたらんほどのものは、五十里、百里、三百里、筑紫つくしの海のはてからでも、思いさえ浮んだら、つか此処ここに来て、虚空こくう花降はなふる景色を見よう。月に白衣びゃくえの姿も拝もう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)