“花梨”の読み方と例文
読み方割合
かりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度は落著いて、畳の上にりこんで、毎日使っている花梨の机の上に立ててみると、三、四分でちゃんと立たせることが出来た。
立春の卵 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
プーンと醗酵している花梨れたは岩のあいだに落ちて、あまいになっている。鳥もえ、栗鼠ものめ、もはこべと——。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、甲谷の得意なシンガポールの材木は、花梨木もタムブリアンも、ミラボーも、に一つとして見ることが出来なかった。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)