トップ
>
脚腰
>
あしこし
ふりがな文庫
“
脚腰
(
あしこし
)” の例文
しかし、吉村巡査はずきずき痛む
脚腰
(
あしこし
)
をひきずるようにして家へ帰ると、その日は病気と称して公務の方は休んでしまった。
霧の蕃社
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
お艶が恐ろしさに身ぶるいして逃げようとしても、
昆布
(
こんぶ
)
のような物が
脚腰
(
あしこし
)
にからみついていて一寸も動かれない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
其処
(
そこ
)
ぢやい!
其処
(
そこ
)
どころぢやに
因
(
よ
)
つて
私
(
わし
)
が
後見
(
かうけん
)
助言
(
じよごん
)
の
為
(
し
)
て、
勝
(
すぐ
)
れた、
優
(
まさ
)
つた、
新
(
あたら
)
しい、……
可
(
いゝ
)
かの、
生命
(
いのち
)
のある……
肉附
(
にくづき
)
もふつくりと、
脚腰
(
あしこし
)
もすんなりした、
膚
(
はだ
)
の
佳
(
い
)
い、
月
(
つき
)
に
立
(
た
)
てば
玉
(
たま
)
のやう
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「母が申すには、
脚腰
(
あしこし
)
の達者なうち、どうしても先にこころざした
延安府
(
えんあんふ
)
へ行って暮したいと望んでやみません。ご子息へはもう
不肖
(
ふしょう
)
の武芸はのこりなくご教授申しあげた。……どうぞご一家にはこの先ともごきげんよく」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ほんとに困ってしまうんですよ。病身でしてねえ。はあ、この一月ってものは、まるで
脚腰
(
あしこし
)
が立たないんでござんす。ま、お掛けなすって、お茶でも一つ——」
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
脚
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
“脚”で始まる語句
脚
脚絆
脚気
脚下
脚半
脚立
脚袢
脚夫
脚色
脚本