“あしこし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足腰64.3%
脚腰35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見うけるところ、二ひきとも、乞食こじきにちかい六部ろくぶ雲水うんすい下手へたなところへでしゃばると、足腰あしこしたたぬ片端者かたわものにしてくれるぞ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
作爺さんは、いつぞやの病気以来、足腰あしこしの立たない人間になってしまった。はって、家の中のことだけはできるけれど。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
其処そこぢやい! 其処そこどころぢやにつてわし後見かうけん助言じよごんて、すぐれた、まさつた、あたらしい、……いゝかの、生命いのちのある……肉附にくづきもふつくりと、脚腰あしこしもすんなりした、はだい、つきてばたまのやう
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「母が申すには、脚腰あしこしの達者なうち、どうしても先にこころざした延安府えんあんふへ行って暮したいと望んでやみません。ご子息へはもう不肖ふしょうの武芸はのこりなくご教授申しあげた。……どうぞご一家にはこの先ともごきげんよく」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)