背負せおひ)” の例文
背負せおひ歩行あるく辨慶がのそ/\と出きたりモシ/\文さん今日は雨降あめふりで御互に骨休ほねやすみ久しぶりなれば一くちのむべし夫に今さんまの生々なま/\としたるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おびもせざる女片手かたて小児せうに背負せおひ提灯ちやうちんさげ高処たかきところにげのぼるは、ちかければそこらあらはに見ゆ、いのちとつりがへなればなにをもはづかしとはおもふべからず。
かしくれあひだ隱居いんきよ志操こゝろざしを感じいり背負せおひ葛籠つゞらを預り家主を相頼み五十兩の質物に入れ外にて金三十兩借請かりうけ淺草あさくさへ參り荷を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
送らんも勿體もつたいなし明日よりはもち背負せおひてお屋敷や又は町中まちぢうを賣ながら父を尋ね度ぞんずるなり此上のおなさけに此儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)