トップ
>
聖壇
>
せいだん
ふりがな文庫
“
聖壇
(
せいだん
)” の例文
舞台には、このとき
聖壇
(
せいだん
)
が設けられた。白い布で
被
(
おお
)
い、うしろには
衝立
(
ついたて
)
がおかれ、それには奇怪なる
刺繍絵
(
ししゅうえ
)
がかけられた。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
こんどは、お寺の中の、神さまの
聖壇
(
せいだん
)
の前にも、たてさせようとしました。けれども、
坊
(
ぼう
)
さんたちはいいました。
わるい王さま(伝説)
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そして
仏教
(
ぶっきょう
)
の
叡山
(
えいざん
)
におけるがごとく、ここに
教会堂
(
きょうかいどう
)
を建て、十
字
(
じ
)
架
(
か
)
の
聖壇
(
せいだん
)
をまつり、マリヤの
讃歌
(
さんか
)
をたたえて、朝夕、南蛮寺のかわった
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
が、
京都
(
きょうと
)
の町へもひびいていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聖壇
(
せいだん
)
にこのうらわかき
犠
(
にへ
)
を見よしばしは
燭
(
しよく
)
を
百
(
ひやく
)
にもまさむ
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
と、見れば
円型
(
えんけい
)
をなした室内の正面には、大きな十字架をかけた
翕
(
きゅう
)
があり、その翕のまえには、
聖壇
(
せいだん
)
がつくってあり、その聖壇のうえに黄金の壺がおいてある。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
夕方になって、
役僧
(
やくそう
)
が、夕べの
鐘
(
かね
)
を鳴らすために、教会の中へはいっていきました。ふと見ると、
聖壇
(
せいだん
)
の前に、アンネ・リスベットが、ひざまずいているではありませんか。
アンネ・リスベット
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
聖壇
(
せいだん
)
のまえ方六メートルばかり、ぽっかりと床に大きな穴があいていて、そのなかを
覗
(
のぞ
)
いてみると、数十メートルのはるか下に、黒ずんだ水がはげしく
渦
(
うず
)
をまいていた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
カレンは
聖壇
(
せいだん
)
の前にひざまずいて、金のさかずきをくちびるにもっていくときも、ただもう自分の赤いくつのことばかり考えていました。赤いくつがさかずきの上にうかんでいるような気がしました。
赤いくつ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“聖壇”の意味
《名詞》
神を祭祀する壇。
神聖な壇。
(出典:Wiktionary)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
壇
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“聖”で始まる語句
聖
聖母
聖書
聖人
聖天
聖像
聖護院
聖者
聖旨
聖武