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老母
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ばあさん
ふりがな文庫
“
老母
(
ばあさん
)” の例文
熱
(
あつ
)
い
茶
(
ちや
)
が
漸
(
やうや
)
く
内儀
(
かみ
)
さんの
前
(
まへ
)
に
汲
(
く
)
まれた。
被害者
(
ひがいしや
)
は
老父
(
ぢいさん
)
と
座敷
(
ざしき
)
の
隅
(
すみ
)
で
先刻
(
さつき
)
からこそ/\と
噺
(
はなし
)
をして
居
(
ゐ
)
る。さうして
更
(
さら
)
に
老母
(
ばあさん
)
を
喚
(
よ
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
小倉に一と車積み出さしておいて、私は散らかった机の前で
老母
(
ばあさん
)
の
膳立
(
ぜんだ
)
てしてくれた朝飯の
箸
(
はし
)
を取り上げながら
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「だが、やっぱり二人
老母
(
ばあさん
)
が附いてるのだろう」
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
老母
(
ばあさん
)
は
待
(
ま
)
ち
構
(
かま
)
へてゞも
居
(
ゐ
)
たやうに
小風呂敷
(
こぶろしき
)
の
包
(
つゝみ
)
を
解
(
と
)
いて
手織
(
ており
)
のやうに
見
(
み
)
える
疎末
(
そまつ
)
な
反物
(
たんもの
)
を
出
(
だ
)
して
手柄相
(
てがらさう
)
に
見
(
み
)
せた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
内儀
(
かみ
)
さんは
側
(
そば
)
に
居
(
ゐ
)
た
老母
(
ばあさん
)
へ
向
(
む
)
いて
突然
(
とつぜん
)
恁
(
か
)
ういひ
掛
(
か
)
けた。さうして
内儀
(
かみ
)
さんは
冷
(
つめ
)
たく
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た
茶碗
(
ちやわん
)
を
手
(
て
)
にした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“老母”の意味
《名詞》
老母(ろうぼ)
年を取った母。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“老母”で始まる語句
老母儀
老母様
老母已死
老母諸共