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絵姿
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えすがた
ふりがな文庫
“
絵姿
(
えすがた
)” の例文
旧字:
繪姿
もしも王子が、その
絵姿
(
えすがた
)
をひと目でも見れば、たちまちその王女へのはげしい
愛
(
あい
)
を心に感じて、気をうしなって、たおれてしまうだろう。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
苦界
(
くがい
)
十年親のために身を売りたる遊女が
絵姿
(
えすがた
)
はわれを泣かしむ。
竹格子
(
たけごうし
)
の窓によりて唯だ
茫然
(
ぼうぜん
)
と流るる水を眺むる芸者の姿はわれを喜ばしむ。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ダリアの
花
(
はな
)
や、カンナの
花
(
はな
)
や、
百合
(
ゆり
)
の
花
(
はな
)
などが、カンテラの
火
(
ひ
)
にゆらゆらと
浮
(
う
)
き
出
(
だ
)
したように
照
(
て
)
らされているのが、ちょうど
艶麗
(
えんれい
)
な
女
(
おんな
)
が、
幾人
(
いくにん
)
も
立
(
た
)
っている
絵姿
(
えすがた
)
を
見
(
み
)
るような
気
(
き
)
がしました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
苦界
(
くがい
)
十年親のために身を売りたる遊女が
絵姿
(
えすがた
)
はわれを泣かしむ。
竹格子
(
たけごうし
)
の窓によりて唯だ
茫然
(
ぼうぜん
)
と流るる水を
眺
(
なが
)
むる芸者の姿はわれを喜ばしむ。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかも、
金
(
きん
)
と
宝石
(
ほうせき
)
にひかりかがやく、
世
(
よ
)
にも美しいおとめの
絵姿
(
えすがた
)
を見たとたんに、王さまは気をうしなって、ばったりとその
場
(
ば
)
にたおれてしまったのです。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
あなたの
絵姿
(
えすがた
)
をはじめて見ましたとき、わたしは気をうしなってたおれたほどなのです。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
姿
常用漢字
小6
部首:⼥
9画
“絵”で始まる語句
絵
絵本
絵具
絵馬
絵端書
絵草紙
絵様
絵解
絵絹
絵師