さく)” の例文
りんをとるもの、さくを執るもの、さくを執るもの、を握るもの、棒をふるうもの、刀を構えるもの、印を結ぶもの、三十六臂三十六般の形を成している。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
下に二神あり、一をうつ、一をるいと名づく、並びに葦のさくを執って不祥のを伺い、得ればすなわちこれを殺すと。
拿破里ナポリの夫人は心もとながりて、頻りに車窓を覗き、賊の來りて、行李をくゝり付けたるさくらんを恐るゝさまなり。われ等はわづかに前面に火光あるを認めて、互に相慶したり。
海老茶色のすヾさくさがつて居る。
静かにさくにぎつて二度引いた。