“錨索”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうさく50.0%
いかりづな25.0%
いかりなわ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その、予備錨をしばってある、小さな鎖とつなとをといて、太い錨索びょうさくをつけて、海に投げこもうとするのだ。作業には、ちょっとのゆだんもできない。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
びゅうびゅうと、帆柱や索具さくぐにふきつけて、海面には白波がたちさわぎ、船体は、大西風に強くふかれて、錨索いかりづながぴいんと張りきると
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
最後に主人の彼が引受け、以前相模の海できすを釣った手心で、錨索いかりなわをとった。偖熱心に錨を上げたり下げたりしたが、時々はコトリと手答はあっても、錨の四本の足の其何れにも柄杓はかゝらない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)