“いかりづな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碇綱53.3%
錨綱40.0%
錨索6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水番小舎ごやの付近に繋留けいりゅうされた小舟四隻に分乗して、湖心にぎ出しましたが、湖底へ碇綱いかりづなを下ろす必要も何もありません。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
舳のむこうづらに垂れさがっている錨綱いかりづなをつたってスルスルとのぼって行き、身軽に前口まえぐちへ飛びこんだが、それっきりいつまでたっても出て来ない。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
びゅうびゅうと、帆柱や索具さくぐにふきつけて、海面には白波がたちさわぎ、船体は、大西風に強くふかれて、錨索いかりづながぴいんと張りきると
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)