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粗
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そ
ふりがな文庫
“
粗
(
そ
)” の例文
我はラートナの
女
(
むすめ
)
がかの影(さきに我をして彼に
粗
(
そ
)
あり密ありと思はしめたる
原因
(
もと
)
なりし)なくて燃ゆるを見たり 一三九—一四一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
説き伏せ、
粗
(
そ
)
を捨て、良を選び、必ず将来、あなたの楯となるような精兵三千をあつめて帰ります。——そしてあなたに忠誠を誓わせてご覧にいれますが
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
藤田は佐久間に比すれば芸術
粗
(
そ
)
なり、横井に比すれば眼界小なり、
然
(
しか
)
れども国家経綸の大綱を提げ、社会動乱の
趨勢
(
すうせい
)
を握るの
辣快
(
らっかい
)
雄敏なるにおいては、
自
(
おのず
)
から独歩の地なくんばあらず。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
再び
復
(
また
)
新衣を造り與へんとするに至るべきも、聊かなりとも悦ばしからず感ずるに於ては、再び新衣を造り與へんとするに際しても、或は時遲く、或は物
粗
(
そ
)
なるに至るべき勢が幾分かある。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
袖裏
(
しうり
)
の
青蛇
(
せいだ
)
、
胆気
(
たんき
)
粗
(
そ
)
なり。
杜子春
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
そういう沢庵は、昔ながらの、
粗
(
そ
)
まつな僧衣で、決して
金襴
(
きんらん
)
も、珠も、飾ってはいないが、どこか以前の彼とは、風貌もちがっているし、ことばの
角
(
かど
)
もまろくなっている。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
好漢惜しむらくは
性情
(
せいじょう
)
粗
(
そ
)
であり短慮であった。まだまだ彼の勇は蜀のために用うる日は多かったのに、桃園の花燃ゆる日から始まって、ここにその人生を終った。年五十五であったという。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“粗”の解説
魚肉の部位
粗(あら)は、魚の下ろし身を取った後に残る頭部、骨、エラ、ヒレやそれらに付着した肉である。通常は「魚のアラ」と呼ばれ、食材となる。
魚類であるサメのヒレは、ふかひれがメインの利用目的であり、アラとは呼ばない。
(出典:Wikipedia)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
“粗”を含む語句
粗忽
粗暴
粗々
粗略
粗雑
粗野
粗木
粗布
粗造
粗剛
粗末
粗相
粗匇
粗鬆
粗羅紗
粗朶
粗笨
粗漏
粗壁
粗忽者
...