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粉挽
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こなひ
ふりがな文庫
“
粉挽
(
こなひ
)” の例文
冬
(
ふゆ
)
の
夜長
(
よなが
)
に、
粉挽
(
こなひ
)
き
唄
(
うた
)
の一つも
歌
(
うた
)
つてやつて
御覽
(
ごらん
)
なさい。
唄
(
うた
)
の
好
(
す
)
きな
石臼
(
いしうす
)
は
夢中
(
むちう
)
になつて、いくら
挽
(
ひ
)
いても
草臥
(
くたぶ
)
れるといふことを
知
(
し
)
りません。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼう
)
田圃
(
たんぼ
)
に乱るれば横堀に
鶉
(
うづら
)
なく頃も近づきぬ、
朝夕
(
あさゆふ
)
の秋風身にしみ渡りて
上清
(
じやうせい
)
が店の
蚊遣香
(
かやりこう
)
懐炉灰
(
くわいろばい
)
に座をゆづり、石橋の田村やが
粉挽
(
こなひ
)
く
臼
(
うす
)
の音さびしく
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
和尚は
法衣
(
ころも
)
の袖を高くからげて、
米搗
(
こめつ
)
きから、
粉挽
(
こなひ
)
きから、俵の出し入れから、水門の上げ下ろしから、穀物の干場の仕事まで、与八を助けて、せっせと稼いで
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼう
)
田圃
(
たんぼ
)
に
亂
(
みだ
)
るれば
横堀
(
よこぼり
)
に
鶉
(
うづら
)
なく
頃
(
ころ
)
も
近
(
ちか
)
づきぬ、
朝夕
(
あさゆふ
)
の
秋風
(
あきかぜ
)
身
(
み
)
にしみ
渡
(
わた
)
りて
上清
(
じやうせい
)
が
店
(
みせ
)
の
蚊遣香
(
かやりかう
)
懷爐灰
(
くわいろばい
)
に
座
(
ざ
)
をゆづり、
石橋
(
いしばし
)
の
田村
(
たむら
)
やが
粉挽
(
こなひ
)
く
臼
(
うす
)
の
音
(
おと
)
さびしく
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
挽
漢検準1級
部首:⼿
10画
“粉挽”で始まる語句
粉挽臼
粉挽小屋