“横堀”の読み方と例文
読み方割合
よこぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳橋から両国橋を渡って、大川沿いに土手を左へ曲がりながら、そこの回向院えこういん裏の横堀よこぼりの奥へどんどんと急ぎました。
赤蜻蛉あかとんぼう田圃たんぼみだるれば横堀よこぼりうづらなくころちかづきぬ、朝夕あさゆふ秋風あきかぜにしみわたりて上清じやうせいみせ蚊遣香かやりかう懷爐灰くわいろばいをゆづり、石橋いしばし田村たむらやが粉挽こなひうすおとさびしく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
父の水泳場は父祖の代から隅田川すみだがわ岸に在った。それが都会の新文化の発展に追除おいのけられ追除けられして竪川たてかわ筋に移り、小名木川おなぎがわ筋に移り、場末の横堀よこぼりに移った。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)