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横堀
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よこぼり
ふりがな文庫
“
横堀
(
よこぼり
)” の例文
柳橋から両国橋を渡って、大川沿いに土手を左へ曲がりながら、そこの
回向院
(
えこういん
)
裏の
横堀
(
よこぼり
)
の奥へどんどんと急ぎました。
右門捕物帖:34 首つり五人男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼう
)
田圃
(
たんぼ
)
に
亂
(
みだ
)
るれば
横堀
(
よこぼり
)
に
鶉
(
うづら
)
なく
頃
(
ころ
)
も
近
(
ちか
)
づきぬ、
朝夕
(
あさゆふ
)
の
秋風
(
あきかぜ
)
身
(
み
)
にしみ
渡
(
わた
)
りて
上清
(
じやうせい
)
が
店
(
みせ
)
の
蚊遣香
(
かやりかう
)
懷爐灰
(
くわいろばい
)
に
座
(
ざ
)
をゆづり、
石橋
(
いしばし
)
の
田村
(
たむら
)
やが
粉挽
(
こなひ
)
く
臼
(
うす
)
の
音
(
おと
)
さびしく
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
父の水泳場は父祖の代から
隅田川
(
すみだがわ
)
岸に在った。それが都会の新文化の発展に
追除
(
おいの
)
けられ追除けられして
竪川
(
たてかわ
)
筋に移り、
小名木川
(
おなぎがわ
)
筋に移り、場末の
横堀
(
よこぼり
)
に移った。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
飛び乗って、ギーギーと急がせながらこぎつけたところは、大川を
横堀
(
よこぼり
)
へはいった興照寺のちょうどその裏手でした。
右門捕物帖:29 開運女人地蔵
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
前後しながらのぼっていった奇怪な舟は、その首尾の松へさしかかると、七艘ともに、するりと
舳
(
へさき
)
を右へ変えて、そこの
横堀
(
よこぼり
)
を奥へ、ぐんぐんと進みました。
右門捕物帖:34 首つり五人男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
堀
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
“横堀”で始まる語句
横堀川