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端
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ハ
ふりがな文庫
“
端
(
ハ
)” の例文
日は、此屋敷からは、稍
坤
(
ヒツジサル
)
によつた遠い山の
端
(
ハ
)
に沈むのである。西空の棚雲の紫に輝く上で、
落日
(
ラクジツ
)
は俄かに
轉
(
クルメ
)
き出した。その速さ。雲は炎になつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
・山の
端
(
ハ
)
の月のしばし雲と遊ぶ
行乞記:04 (三)
(新字旧仮名)
/
種田山頭火
(著)
日は、此屋敷からは、稍
坤
(
ヒツジサル
)
によつた遠い山の
端
(
ハ
)
に沈むのである。西空の棚雲の紫に輝く上で、
落日
(
ラクジツ
)
は俄かに
轉
(
クルメ
)
き出した。その速さ。雲は炎になつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
日は、此屋敷からは、
稍
(
ヤヤ
)
坤
(
ヒツジサル
)
によつた遠い山の
端
(
ハ
)
に沈むのである。西空の棚雲の紫に輝く上で、
落日
(
ラクジツ
)
は俄かに
転
(
クルメ
)
き出した。その速さ。雲は炎になつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山の
端
(
ハ
)
も、雲も何もない方に、目を
凝
(
コラ
)
して、何時までも端坐して居た。郎女の心は、其時から愈々澄んだ。併し、極めて寂しくなり
勝
(
マサ
)
つて行くばかりである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
▼ もっと見る
忽、二上山の山の
端
(
ハ
)
に溶け入るやうに消えて、まつくらな空ばかりの、たなびく夜になつて居た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
忽、二上山の山の
端
(
ハ
)
に溶け入るやうに消えて、まつくらな空ばかりの、たなびく夜になつて居た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
忽
(
タチマチ
)
、二上山の山の
端
(
ハ
)
に溶け入るやうに消えて、まつくらな空ばかりの、たなびく夜になつて居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
かの
日
(
ヒ
)
の
夕
(
ユフベ
)
、山の
端
(
ハ
)
に見た俤びと——。乳のあたりと、膝元とにある手——その
指
(
オヨビ
)
、白玉の
指
(
オヨビ
)
。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
かの
日
(
ヒ
)
の
夕
(
ユフベ
)
、山の
端
(
ハ
)
に見た俤びと——。乳のあたりと、膝元とにある手——その
指
(
オヨビ
)
、白玉の
指
(
オヨビ
)
。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山の
端
(
ハ
)
に
鴨群
(
アヂムラ
)
騒ぎ行くなれど、我は
寂
(
サブ
)
しゑ。君にしあらねば(同——万葉巻四)
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山の
端
(
ハ
)
逃げて、入れずもあらなむ(古今集巻十七)
短歌本質成立の時代:万葉集以後の歌風の見わたし
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“端”を含む語句
端折
尖端
尻端折
片端
出端
端緒
一端
端正
山端
縁端
端然
端艇
突端
上端
町端
切端
川端
下端
端々
発端
...