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立懸
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たちかか
ふりがな文庫
“
立懸
(
たちかか
)” の例文
哄
(
どっ
)
と笑いて、左右より
立懸
(
たちかか
)
り、小稲と重子と手と手を組みつつ、下より
掬
(
すく
)
いて、足をからみて、われをば宙に
舁
(
か
)
いて乗せつ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ええ憎らしいその
咽喉
(
のど
)
へ喰附いてやりたいねえ。「へ、へ、唇へ喰附いて、
接吻
(
キッス
)
ならば
希望
(
のぞみ
)
だが、咽喉へは真平御免
蒙
(
こうむ
)
る。どれ手を下ろして
料理
(
りょうろ
)
うか。と
立懸
(
たちかか
)
られて、 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「余り強情を張りなさりゃ仕方がない、姉さん、お前さんの
身体
(
からだ
)
に手を懸けますよ。」と断って
立懸
(
たちかか
)
る、いずれも
門札
(
かどふだ
)
を出した、妻子もあろうという連中であるから
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それはあんまり御無体な。「ええ! 面倒だ。と
立懸
(
たちかか
)
れば、「まあ、待ってくれ。と
袂
(
たもと
)
を取るを、 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
軍夫の一人つかつかと
立懸
(
たちかか
)
りぬ。百人長は
応揚
(
おうよう
)
に
左手
(
ゆんで
)
を広げて
遮
(
さえぎ
)
りつつ
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
顔の色は
蒼
(
あお
)
ざめて、
乱髮
(
みだれがみ
)
振りかかれるなかに輝きたる
眼
(
まなこ
)
の光の
凄
(
すさ
)
まじさ、
瞻
(
みまも
)
り得べきにあらず。
夥兵
(
くみこ
)
立懸
(
たちかか
)
り、
押取巻
(
おっとりま
)
く、
上手
(
かみて
)
に
床几
(
しょうぎ
)
を据えて侍控えいて、何やらむいい
罵
(
ののし
)
りしが、
薪
(
たきぎ
)
をば投入れぬ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
力士
真先
(
まっさき
)
に、一同ばらりと
立懸
(
たちかか
)
る。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小稲また
立懸
(
たちかか
)
り
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞