短命たんめい)” の例文
落城後らくじょうごそれが何年なんねんになるかとッしゃるか——それはようやく一年余ねんあまわたくしが三十四さいときでございました。まことに短命たんめいな、つまらない一生涯しょうがいでありました。
此處こゝあるじ多辨はなしずきにやしわぶき勿躰もつたいらしくして長々なが/\物語ものがたいでぬ、祖父そふなりしひと將軍家しやうぐんけおぼあさからざりしこと、いまあしにて諸侯しよかうれつにもくわたまふべかりしを不幸ふかう短命たんめいにして病沒びやうぼつせしとか
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝさは夢か、短命たんめい
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)