真景しんけい)” の例文
これらの真景しんけいをも其座そのざにうつしとりたるをそへおくりしに、玉山翁が返書へんしよに、北越ほくゑつの雪机上きしやうにふりかゝるがごとく目をおどろかし候
巻中の画、老人が稿本かうほん艸画さうぐわしんにし、あるひは京水が越地にうつし真景しんけい、或里人さとびとはなしきゝに作りたるもあり、其地にてらしてあやまりせむることなかれ。
巻中の画、老人が稿本かうほん艸画さうぐわしんにし、あるひは京水が越地にうつし真景しんけい、或里人さとびとはなしきゝに作りたるもあり、其地にてらしてあやまりせむることなかれ。
俊頼朝臣としよりあそんに「降雪ふるゆきたにおもかげうづもれてこずゑぞ冬の山路やまぢなりける」これらはじつに越後の雪の真景しんけいなれども、此あそん越後にきたり玉ひしにはあらず、ぞくにいふ哥人かじんながら名所めいしよをしるなり。
俊頼朝臣としよりあそんに「降雪ふるゆきたにおもかげうづもれてこずゑぞ冬の山路やまぢなりける」これらはじつに越後の雪の真景しんけいなれども、此あそん越後にきたり玉ひしにはあらず、ぞくにいふ哥人かじんながら名所めいしよをしるなり。
百樹もゝきいはく越遊ゑついうしたる時、牧之ぼくし老人に此山の地勢を委しくきゝ真景しんけいをもたるに、いたゞき平坦たひらなる苗場なへば奇異きゐ竜岩窟りうがんくつ古跡こせきなど水にも自在の山なれば、おそらくは上古人ありて此山をひらき