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画筆
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えふで
ふりがな文庫
“
画筆
(
えふで
)” の例文
旧字:
畫筆
ようやく登り詰めて、余の
双眼
(
そうがん
)
が今
危巌
(
きがん
)
の
頂
(
いただ
)
きに達したるとき、余は
蛇
(
へび
)
に
睨
(
にら
)
まれた
蟇
(
ひき
)
のごとく、はたりと
画筆
(
えふで
)
を取り落した。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「うん、これくらいならこれだけあれば充分だ」と、自分の絵具箱から
粗末
(
そまつ
)
な使いふるしの、赤、青黄の三原色と、使いふるしの
画筆
(
えふで
)
を二本くれたばかりだった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
少し離れて、一枚の朱い
毛氈
(
もうせん
)
が敷いてあり、
画筆
(
えふで
)
だの、
硯
(
すずり
)
だの、紙だのが散らかっている。その
反古
(
ほご
)
のうちには、手習いしたような
茄子
(
なす
)
の絵や、鶏の半身などが見えた。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とりわけ温泉津の如きせまい
谿谷
(
けいこく
)
にそれが集る時、どのカメラも
画筆
(
えふで
)
も休んではいられまい。
雲石紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
いしくも思い立ったので、
其日
(
そのひ
)
から
直
(
ただ
)
ちに
画筆
(
えふで
)
を
把
(
と
)
って
下図
(
したず
)
に
取
(
とり
)
かかった。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
僕の画道における
嗜好
(
たしなみ
)
は、それから以後
今日
(
こんにち
)
に至るまで、ついぞ
画筆
(
えふで
)
を握った試しがないのでも分るのだから、赤や緑の単純な
刺戟
(
しげき
)
が、一通り彼女の眼に映ってしまえば
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“画筆”の解説
画筆(がひつ、en: Paintbrush)は、絵画を描くのに用いる筆。油彩画筆・水彩画筆・日本画筆などに分類される。絵筆(えふで)ともいう。
(出典:Wikipedia)
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“画”で始まる語句
画
画家
画工
画布
画策
画餅
画師
画舫
画帖
画板