“えふで”の漢字の書き方と例文
語句割合
画筆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりわけ温泉津の如きせまい谿谷けいこくにそれが集る時、どのカメラも画筆えふでも休んではいられまい。
雲石紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
いしくも思い立ったので、其日そのひからただちに画筆えふでって下図したずとりかかった。
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
僕の画道における嗜好たしなみは、それから以後今日こんにちに至るまで、ついぞ画筆えふでを握った試しがないのでも分るのだから、赤や緑の単純な刺戟しげきが、一通り彼女の眼に映ってしまえば
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)