“がひつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画筆40.0%
鵞筆40.0%
鵝筆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬山さんは、画筆がひつをふるってこの画看板に「一坪花店」という名をかき入れた。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ユウゴオの手沢しゆたくの存する一卓の上に故人の用ひた鵞筆がひつと銅のインキ壺を始め、友人であつたラマルチン、アレキサンダア・ヂユウマ、ヂヨウヂ・サン三人の筆や墨壺が載せてあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
寅二郎は、生来初めての鵝筆がひつを持って、メリケンヘ行きたいという志望を漢文で書いた。ウィリアムスは、早口の日本語でそれは何国の字ぞときいた。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)