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猿松
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さるまつ
ふりがな文庫
“
猿松
(
さるまつ
)” の例文
時々
(
とき/″\
)
悪戯
(
いたづら
)
をして、
其
(
その
)
紅雀
(
べにすゞめ
)
の
天窓
(
あたま
)
の
毛
(
け
)
を
挘
(
むし
)
つたり、かなりやを
引掻
(
ひつか
)
いたりすることがあるので、あの
猿松
(
さるまつ
)
が
居
(
ゐ
)
ては、うつかり
可愛
(
かあい
)
らしい
小鳥
(
ことり
)
を
手放
(
てばなし
)
にして
戸外
(
おもて
)
へ
出
(
だ
)
しては
置
(
お
)
けない
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
猿松
(
さるまつ
)
め馬鹿野郎めと
独
(
ひと
)
り心の中で
罵
(
ののし
)
り、ソレカラ山本の家にも事実は云われぬ、
若
(
も
)
し
是
(
こ
)
れが
顕
(
あら
)
われて奥平の
不面目
(
ふめんもく
)
にもなれば、
禍
(
わざわい
)
は
却
(
かえっ
)
て私の身に
降
(
ふっ
)
て来て
如何
(
どん
)
な目に逢うか知れない
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
木曾谷の支配が名古屋県総管所(吉田
猿松
(
さるまつ
)
の時代)のあとをうけ、同県出張所から
筑摩県
(
ちくまけん
)
の管轄に移るまでの間で、明治三年の秋から明治五年二月まで正味二年足らずの短い月日に過ぎなかったが
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“猿”で始まる語句
猿
猿轡
猿臂
猿股
猿若町
猿楽
猿猴
猿蓑
猿公
猿廻