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独居
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ひとりい
ふりがな文庫
“
独居
(
ひとりい
)” の例文
旧字:
獨居
イヤ、視覚聴覚ばかりではない、脳細胞そのものが病気に
罹
(
かか
)
っているのではないだろうか。こんな山の中の
独居
(
ひとりい
)
がいけないのかも知れぬ。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
気まかせに衣裳箪笥を片づけたり、読書したり、久しぶりの
独居
(
ひとりい
)
の楽しさは、魅するようであった。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
中頃は
振残
(
ふりのこ
)
されし
喞言
(
かこちごと
)
、人には
聞
(
きか
)
せ
難
(
がた
)
きほど
耻
(
はずか
)
しい
文段
(
もんだん
)
までも、筆とれば其人の耳に
付
(
つけ
)
て話しする
様
(
よう
)
な心地して我しらず
愚
(
おろか
)
にも、
独居
(
ひとりい
)
の
恨
(
うらみ
)
を数うる
夜半
(
よわ
)
の鐘はつらからで
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
独居
(
ひとりい
)
のねぶり覚ますと松が
枝
(
え
)
にあまりて落つる雪の音かな
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼は遂に春泥の小説の主人公を真似て、自から屋根裏の遊戯者となり、自宅の天井裏に忍んで静子夫人の
独居
(
ひとりい
)
を隙見しようと企てたのであります。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
二年ばかり海外に旅をしたこと(
帰朝
(
きちょう
)
したのはつい
一昨年
(
いっさくねん
)
の暮であったが、その二年の間、静子は毎日茶、花、音楽
等
(
とう
)
の師匠に
通
(
かよ
)
って、
独居
(
ひとりい
)
の淋しさを
慰
(
なぐさ
)
めていたのだと語った)
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“独居”の意味
《名詞》
一人だけいること。
一人で住むこと。
(出典:Wiktionary)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“独”で始まる語句
独
独逸
独言
独楽
独語
独身
独身者
独活
独鈷
独乙