“ひとりい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
独居83.3%
一人居16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中頃は振残ふりのこされし喞言かこちごと、人にはきかがたきほどはずかしい文段もんだんまでも、筆とれば其人の耳につけて話しするような心地して我しらずおろかにも、独居ひとりいうらみを数うる夜半よわの鐘はつらからで
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
独居ひとりいのねぶり覚ますと松がにあまりて落つる雪の音かな
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それはこじつけかもしれぬ。しかし根も葉もないこじつけではあるまい。一人居ひとりいの静かすぎる暮しから忙しい主婦への激変はイビキのもとの一部であり得ぬとは思えぬからだ。
妻の座 (新字新仮名) / 壺井栄(著)