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特有
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とくゆう
ふりがな文庫
“
特有
(
とくゆう
)” の例文
富士男の顔はさっとあからむとともに、そのいきいきとした
大和民族
(
やまとみんぞく
)
特有
(
とくゆう
)
のまっ黒なひとみからつるぎのごとき光がほとばしりだした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
その
丘
(
をか
)
の
上
(
うへ
)
にはスエーデンの
各地方
(
かくちほう
)
の
植物
(
しよくぶつ
)
を
移植
(
いしよく
)
し、また
特有
(
とくゆう
)
の
動物
(
どうぶつ
)
をも
飼養
(
しよう
)
してゐるところは、ちょっと
植物園
(
しよくぶつえん
)
か
動物園
(
どうぶつえん
)
のようでもあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
そこでは知合のたれかれがでて来て、いかにもその気性をあらわした、めいめい
特有
(
とくゆう
)
の声で話します。それは目がさめてのちまねようにもまねられないものです。
幸福のうわおいぐつ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しかし
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
がだん/\に
發達
(
はつたつ
)
して、
組織
(
そしき
)
も
丈夫
(
じようぶ
)
になるに
從
(
したが
)
ひはじめの
色
(
いろ
)
は
次第
(
しだい
)
に
消
(
き
)
えて、つひにその
樹木
(
じゆもく
)
特有
(
とくゆう
)
の
色
(
いろ
)
となるのです。
春
(
はる
)
の
終
(
をは
)
りには
葉
(
は
)
が
皆
(
みな
)
緑色
(
りよくしよく
)
になるのは、さうしたわけです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
山岳
(
さんがく
)
の
溪流
(
けいりゆう
)
にはあまり
目
(
め
)
にふれませんが、やはり
特有
(
とくゆう
)
の
魚
(
うを
)
がゐます。いはな、やまめ、うぐひ、あゆ
等
(
など
)
はその
中
(
なか
)
の
主
(
おも
)
な
魚
(
うを
)
で、
高山
(
こうざん
)
の
水
(
みづ
)
が
清
(
きよ
)
く
澄
(
す
)
みきつてるように、その
肉
(
にく
)
も、くさみがなく、
味
(
あぢ
)
がいゝ。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
▼ もっと見る
また
高山
(
こうざん
)
に
特有
(
とくゆう
)
なものに、いはつばめ、いはひばり
等
(
など
)
もゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
“特有”の意味
《名詞》
そのものだけが特別に備わっていること。
(出典:Wiktionary)
特
常用漢字
小4
部首:⽜
10画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“特有”で始まる語句
特有性