つけ)” の例文
新字:
力に伏拜ふしをが江尻えじりの宿や興津川おきつがは薩陲峠さつたたうげは七ツ過手許てもとくらき倉澤のあひの建場を提灯つけ由井の宿なる夷子屋えびすやに其夜は駕籠を舁込かきこんだり斯て藤八宿屋のあるじ委細ゐさいの樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
再び傳吉ならびにお專與惣次よそうじ評定所ひやうぢやうしよへ呼出され大岡こう如何に傳吉其方は何故くらき夜に提灯ちやうちんをもつけずして猿島さるしま河原をとほりしやと尋問じんもんせらるゝに傳吉先日申上げ奉つりし如く前夜專事せんことあしき夢を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)