トップ
>
燈光
>
ひかり
ふりがな文庫
“
燈光
(
ひかり
)” の例文
新字:
灯光
こっちの部屋から流れこんで行く
燈光
(
ひかり
)
で、その部屋は
茫
(
ぼっ
)
と明るかったが、その底に
濃紫
(
こむらさき
)
の
斑點
(
しみ
)
かのように、お八重は突っ伏して泣いていた。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
殆
(
ほと
)
んど
闇黒
(
やみ
)
に
全體
(
ぜんたい
)
を
包
(
つゝ
)
まれて
居
(
を
)
つたが、
私
(
わたくし
)
の
一念
(
いちねん
)
の
屆
(
とゞ
)
いて
幾分
(
いくぶ
)
か
神經
(
しんけい
)
の
鋭
(
するど
)
くなつた
爲
(
ため
)
か、それとも
瞳
(
ひとみ
)
の
漸
(
やうや
)
く
闇黒
(
あんこく
)
に
馴
(
な
)
れた
爲
(
ため
)
か、
私
(
わたくし
)
は
辛
(
からう
)
じて
其
(
その
)
燈光
(
ひかり
)
の
主體
(
ぬし
)
を
認
(
みと
)
め
得
(
え
)
た
途端
(
とたん
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
幾台か立ててある燭台から、華やかな
燈光
(
ひのひかり
)
が射し出ていて、この部屋は美しく明るかったが、その
燈光
(
ひかり
)
に照らされながら、森々と廻っている独楽の面へ、白く文字が現われた。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
水盤の
面
(
おもて
)
は
燈光
(
ひかり
)
を受けて、磨いた銅板のそれのような、気味の悪い光に輝いていた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
燈
部首:⽕
16画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“燈”で始まる語句
燈火
燈
燈籠
燈明
燈影
燈心
燈台
燈芯
燈灯
燈下