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浪宅
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らうたく
ふりがな文庫
“
浪宅
(
らうたく
)” の例文
忍んで暮し向のことなんか話し込むわけがないぢやありませんか、こいつは唯事でないと思つたから、早速裏の六軒長屋の江柄三七郎の
浪宅
(
らうたく
)
を覗いて見ましたよ
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
吟味致すべき旨に付
同心
(
どうしん
)
は
委細
(
ゐさい
)
畏
(
かしこ
)
まり候とて夫より
先
(
まづ
)
山口惣右衞門
浪宅
(
らうたく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
平次は貧しい
浪宅
(
らうたく
)
に通つて、玄關も居間も兼ねた、とつつきの六疊に通りました。
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ぞ
移
(
うつ
)
しける時に天忠は大膳に
向
(
むか
)
ひ
先達
(
せんだつ
)
ての手紙にて伊豫の藤が原とかに
住居
(
すまひ
)
たる由は
承知
(
しようち
)
したり彼地にて
家業
(
かげふ
)
は何を致し候や定めて
忙
(
いそが
)
しき事ならんとの
尋
(
たづね
)
に大膳は
然氣
(
さりげ
)
なく
御意
(
ぎよい
)
の如し藤が原に
浪宅
(
らうたく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見んとするに浪人者は
最早
(
もはや
)
日暮方
(
ひぐれがた
)
なれば
徐々
(
そろ/\
)
仕舞
(
しまひ
)
て歸る樣子ゆゑ長八は
後
(
あと
)
に
尾
(
つき
)
て行けるに下谷山崎町なる油屋といふ
暖簾
(
のれん
)
の
懸
(
かゝり
)
し
裏
(
うら
)
へ
這入
(
はひり
)
しかば長八も同じく
續
(
つゞ
)
いて這入見るに九尺二間如何にも
麁末
(
そまつ
)
なる
浪宅
(
らうたく
)
なるにぞ長八は内の
體
(
てい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
宅
常用漢字
小6
部首:⼧
6画
“浪”で始まる語句
浪
浪花節
浪華
浪漫的
浪花
浪速
浪打際
浪漫
浪人
浪費